トップページ > イベント > 7月 > 「油津港まつり2009花火大会フォトコンテスト」結果発表

「油津港まつり2009花火大会フォトコンテスト」結果発表

 (エリア別:油津

写真は2008年花火大会フォトコンテスト 最優秀賞


油津港まつり2009花火大会フォトコンテスト

氏名
優秀賞 河野 行秀さん 「油津港まつり花火大会」
準優秀賞 岩切 寿博さん 「二尺玉」
入選 三船 文男さん 「華の乱舞」

審査コメント

優秀賞 河野行秀さんの作品と講評

 

r-yusyu-syo.jpg

 

「油津港まつり花火大会」

 

アーチ橋と花火をうまく組み合わせた作品で、カクテル光で緑色に照らされたアーチ橋と、カラフルな花火がとてもよくマッチしていて素晴らしい作品です。
街の街灯や橋の上で花火を見る観客なども脇役として良い仕事をしています。ご自宅の近くでしょうか?土地に根差した撮影ポイントで油津のことを良く知っていて地元を愛している気持が伝わってくる良い写真ですね。
作者はしっかりとした技術とセンスの持ち主だと思います。

 

 準優秀賞 岩切 寿博さんの作品について講評

 jun-iwakiri.jpg「二尺玉」

出店の雰囲気も出ていて花火大会ならではという風景になっていますが、もう少し明るく写した方が作者の意図に合ったのではないでしょうか?
絞りをf5.6程度に開くか、感度を少し上げる、もしくはその両方を合わせるのもいいかもしれません。
仕様カメラの機能に「多重露光機能」が搭載されているようですので、この機能を駆使するというのもおもしろい可能性がありますね。
二尺玉一発も迫力ありますが、この場所、この画角であれば水中花火などをもっと写し込んだ

もっと賑やかな写真も見てみたいです。

 

入選 三船 文男さんの作品と講評

   pc_3_mifune.jpg 「華の乱舞」

 

去年の最優秀賞を獲得した作者の作品ですが、昨年の撮影結果を元に今年は会場に陣取って迫力ある映像にチャレンジされました。本人はもう少し広い画角で画面にお行儀よく花火を納めようと思われたようですが、画面からはみだしているくらいが迫力があって現場の臨場感が出ていると思います。本コンテストでは画像の合成が今のところ認められていませんので、合成なしの一本勝負でこの写真ですから上出来だと思います。
この作品ではありませんが作者の他の出品作品の中に三脚が細かいのでしょうか?カメラのぶれ防止機能でしょうか?光跡がプレてギザギザになっている作品が多く見られました。せっかくの素晴らしい作品ですので三脚はできるだけしっかりしたものを、撮影に支障のない範囲で短く、シャッターはリレーズを使って極力ブレないように撮るとより力強い作品に生まれ変わると思います。惜しい!

 

オススメ・特徴

ご挨拶

 今年の油津港まつり2009花火大会・花火写真コンテストに応募してくださった皆さんには、花火写真にとってはコンディションが厳しい中、大変健闘していただきましたことを感謝いたします。
 これも偏に油津を愛する地元のみなさまの熱意と大会を支える関係各位の努力の賜物と感謝に絶えません。
 さて、去年に引き続き花火コンテストの審査をお引き受けしましたが、私自身、人様の作品に優劣をつけることができるほど資格を持っている訳でもなく、ただプロフェッショナルとして二十数年第一線で写真に携わってきた者として審査を仰せつかりましたことを先ずもってお許しいただき、できうるかぎり厳密かつ、公正なる立場に立ってみなさまの作品を見せていただきますことをお約束した上で審査に携わらせていただきますことをご了承ください。

総評

 今年の大会は煙を飛ばしてくれるはずの微風が少なく、そのため花火写真を撮るにあたっては大変厳しいコンディションであったことをまず、評価の念頭に置かなければなりません。
 しかし、その厳しい条件の中にあってもなお大変に優秀な作品が数多く集まりました。みなさんの写真に対する情熱がどれほど大きいかということを作品を通して改めて感じることとができました。
 それぞれの作品については個別にコメントさせて頂いておりますのでここでは省かせていただきますが、全体としては「花火」と「人」または、「花火」と「取り巻く環境」をテーマに撮られた作品が多く見られました。
 誰のために、何のために花火はあんなにも大きな花を夜空に咲かせようとしているのか
花火の持って生まれた使命を考えれば、これらのテーマは非常に的を射ていたと思います。
 しかしながら、そういうテーマに対し「表現」として成就していないケースも多く見られ、おもしろいテーマを選んでいるだけに非常に惜しい作品がありました。油津の歴史の一ページの記録者としてみなさまには是非がんばっていただいて、地元のみなさんにしかできないすばらしい作品を数多く残していただき後世に伝えていって欲しいと思います。
 当コンテストに参加してくださったみなさん、そして花火大会を運営してくださったスタッフのみなさん、大会をもりあげ陰で支えてくださった多くのボランティアのみなさん。とても意味のある花火写真コンテストにしてくださいまして、本当にありがとうございました。

審査員 スタジオぽっぽ 主宰 タナカミツオ

 タナカミツオ氏の花火の作品です。

 

岩切正廣さんの作品「色椰子」への講評

hanabi.iwakirima.jpg
花火が油津港に映り込むことを予め予想して撮影に臨まれました。当日の雨で予定していた撮影ができずに苦労されたようですが、そんな状況にもめげずに見事、油津港に映り込むカラフルな花火の撮影に成功しています。アウトフォーカスなのもノスタルジックで悪くありませんが、その場合手前のカップルにしっかりピントを合わせる等、アウトフォーカスが意図したものであることを示す工夫が必要になってくるかと思います。
 そうでない場合(ピンぼけ写真の場合)はしっかりとピントを合わせることをお勧めします。もっと綺麗な写真になるし、作者が伝えたいと思った感動がより伝わりやすくなると思います。
   

池田誠宏さんの作品「海ぼうず?」への講評

hanabi.ikeda.jpg
作者本人も「何も考えずただシャッターをきっただけです」とコメントされていますのでそれ以上のことはないのですが、画像の合成加工が許されていない本コンテストで思ったような写真を撮る方法としては、一眼レフカメラを使っている場合、シャッターをバルブBにしてレンズ前に黒紙を当て、目当ての花火だけを選んで露光するというテクニックを使わないとなかなか難しいと思います。せっかく時間とお金を使ってプリントするのですから「何か」考えてシャッターを切った方が楽しいし、その結果、思い通りに撮れた時に他の何にも代えられないほどの感動が待っていますので、次回作では是非その「何か」に挑戦してみてください。

   

竹平登司一さんの作品「油津港まつり花火大会2009」への講評

hanabi.takehira.jpg
油津全体の雰囲気を写し込むために油津港を見渡せる「津の峰」という場所に陣取ったようですね。作品番号14では作品番号16の一部を切り取ってプリントされています。切り取りやトリミングには批判的ではありませんが、おそらく、当初狙っていたイメージと違う写真になってしまったための措置だと思います。残念ながらどちらも成就していませんよね。こういう場合は、気分を変えて一番望遠側にレンズをズームして花火だけを画面いっぱい狙ってみるとか、思いっきりブラしてみるとか、露光間にズームリングを動かしてみたりピントリングを回してみたり、そういう思い切った作戦に出ると意外と良い芸術作品になる場合がありますので、一度チャレンジしてみてください。
 風景と花火を一つの画面に取り込みたい場合、主役である花火と脇役である風景は直線上にあるのが一応セオリーですので、この場合撮影場所の選定は陸橋が画面の中心に近くなるようにもう少し工夫する必要があったと思います。加えて、周りの風景を取り込むためにこの場所を選びましたので、露出はもう少し周りが映るように明るく設定するといいのではないでしょうか?(感度を上げるか、絞りを開く)カメラの「ライブビュー」機能もフルに使って花火にピントを合わせるということも気をつけるともっと良い作品になったと思います。

イベント情報

フォトライブラリー